阪神大震災を経験した人たちが集まり、京都府で画期的な訓練設備を開発しました
この設備は、倒壊した家からの救助技術を学べる実践的なもので、地元企業ダスキンと連携することで全国的に利用できるようになりました
開発を手掛けたのは、加古嘉信さんという方
彼は、兵庫県神戸市長田区出身で、消防や救助のプロフェッショナルです
警察官としての経験や博士号を持つ彼は、昨年「減災ソリューションズ」という会社を設立し、命を守るための様々なプロジェクトに取り組んでいます
訓練の内容
この新しい訓練設備は「レスキュートレーニングモジュール」として知られ、実際に倒壊した2階建ての家屋を模した環境を作ることができます
例えば、床を切って穴を開け、閉じ込められた人を救助する訓練ができるのです
設備は2種類あり、1つは大型トラックで運べるもので、もう1つは小型トラックで人力で運べるサイズです
訓練環境を自由に設定できるので、様々なシナリオに対応できます
地域との協力
ダスキンとの協力により、必要な時にだけレンタルができるため、設備投資を抑えることが可能です
また、専門スタッフが設営や指導を行ってくれるので、安全に訓練が行えます
今後の展望
加古社長は、「地震では木造家屋の倒壊が多いので、少しでも多くの人を助けるために、この訓練設備を広めていきたい」と話します
最近のデモンストレーションでは、狭い空間から毛布を使って被災者を救出する手順が実演されました
料金について
設備タイプ | 料金(1泊2日) |
---|---|
大 | 132万円 |
小 | 44万円 |
大地震が発生した場合、救助隊の到着が遅れることが多く、地域の人たちが迅速に動けるようになることが求められています
この訓練設備が、京都府をはじめとした地域の防災力を高めることを期待しています
「減災ソリューションズ」は、京都府で設立された企業で、地震などの災害から人々を守るための技術を開発しています。特に、倒壊家屋の救助訓練設備は、実際の状況を模しているため、参加者がリアルに学べると人気です。加古社長は災害救助の専門家であり、緊急時に役立つ知識を提供しています。この企業が提供する訓練は、地域の防災力を向上させる重要な役割を果たすと考えられています。
- 倒壊家屋とは、地震や強風などによって壊れてしまった建物のことを指します。特に木造家屋は倒壊しやすく、被害を受けた人を早く助けるための技術が求められています。
- 防災訓練とは、災害に対する備えを学ぶために行う訓練のことです。具体的には、救助活動や避難方法などを実践的に学び、災害時にみんなが冷静に行動できるようにする目的があります。
- 救急救命士とは、緊急の医療が必要な人を助ける専門職です。彼らは救急車の中での治療や、現場での応急処置を行います。医療従事者としての教育を受け、資格を取得した人たちになります。
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