京都市中小企業経営動向調査結果
京都市では、地元の中小企業がどのように経営しているかを理解するために、定期的にアンケート調査を行っています
今回、第153回目となる調査を実施し、特に2024年(令和6年)10~12月期の実績や、2025年(令和7年)の見通しについて調査結果を公開しました
調査の目的と方法
この調査の目標は、京都市内の中小企業の経営状況を把握し、それに基づいて経済政策を考えることです
調査は郵送で行い、800社に対して行われましたが、その中で488社が回答を寄せてくれました
回収率は61%です
第153回調査の結果
1. 現在の景気状況
2024年10~12月期の企業景気DI(ディフュージョン・インデックス)は全体で45.9ポイントに達し、これまでの4期連続で50ポイントを下回りました
これは、原材料価格の高騰や人手不足が影響しているとみられていますが、逆に観光需要の増加により受注が増えているという意見もあります
2. 将来の見通し
2025年1~3月期の見通しについては、全産業の企業景気DIは41.2ポイントと予測されています
物価の上昇を懸念する声が多く聞かれ、基準値である50ポイントを下回る見込みです
3. 企業の経営戦略
調査に答えた企業の多くは、「営業力の強化」が最も重要な戦略として挙げています
また、人材の確保や育成も多くの企業で重視されています
4. 経営上の不安要素
経営上の最大の不安は「人材育成」であり、多くの企業がこの問題に頭を悩ませています
特に製造業では原材料価格の上昇が深刻な問題となっています
まとめ
この調査により、京都市内の中小企業の経営状況や今後の見通しが明らかになりました
これらの情報を基に、地域経済の活性化に向けた施策が期待されます
参考資料:(報道発表資料)第153回中小企業経営動向実態調査結果(PDF形式, 515.11KB)
参考資料:(別紙1)市内中小企業の景況について(PDF形式, 7.24MB)
参考資料:(別紙2)令和6年の企業経営実績と令和7年の見通しについて(PDF形式, 3.93MB)
参考資料:(参考)第153回調査票(PDF形式, 313.81KB)
掲載確認日:2025年02月14日
前の記事: « 京都市が上下水道モニターを募集します!参加者は必見!
次の記事: 京都府 広報課が米当たるフォロー&リポストキャンペーンを開催中! »
新着記事