
宇治市にある萬福寺では、中国の旧正月「春節」を祝う催しが行われています
このお寺は、江戸時代に中国から渡ってきた高僧・隠元禅師によって創建されました
今月28日から中国では春節の連休が始まることから、その前に特別なイベントが予定されています
まずは、去年(令和6年)新たに国宝に指定された本堂の「大雄宝殿」でお経を唱えました
そして、住職が大きな赤い紙に「福」という文字を筆で書き込み、集まった人々へ「皆さまが輝かしい年でありますように」とご挨拶しました
その後、参加者も赤い色紙に「福」の字を書いて、境内に飾りました
赤い色は中国文化では幸運を象徴しているため、春節の期間には多くの場面で見られるいろどりなのです
さらに境内では、水ギョーザや団子といった春節を祝う食事が振る舞われ、人々は華やかな雰囲気に包まれました
宇治市を訪れた小学5年生の女の子は、「日本とはちがう新年のお祝いのしかたもいいなと思いました」と楽しそうに話していました
この催しは、25日午後4時まで行われる予定です
春節というイベントを通じて、京都の魅力を再発見する良い機会となることでしょう
ピックアップ解説
「春節」とは、中国で最も重要な祝日の一つです。旧暦の正月を指し、家族や親しい人と共に過ごす時間を大切にします。春節には、おせち料理に似た特製の料理が用意されますが、地域によって異なり、たとえば水ギョーザや団子が振る舞われることがあります。この観光イベントを通じて、私たちも異なる文化を体験し、国際的なつながりを深めることができます。
キーワード解説
- 春節とは、中国の旧正月のことで、新しい年が始まることを祝う重要な行事です。
- 萬福寺とは、江戸時代に隠元禅師によって設立され、中国文化を色濃く反映した寺院です。
- 水ギョーザとは、水で煮るスタイルの餃子で、特に春節の食事として好まれる一品です。
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