京都市の魅力的なスポットの一つ、世界遺産の二条城
その歴史を深く掘り下げる企画展が京都市歴史資料館で開かれています
この展示では、二条城の誕生から現代までの様々な資料が紹介され、私たちが知らなかった二条城の姿を知ることができます
特に注目したいのは、江戸時代の文久2年(1862年)に制作された二の丸御殿の図面です
この図面からは、当時の徳川家茂(とくがわいえもち)将軍が二条城を政務の場として整備し、北西側と南側に多くの建物が増築された様子が見て取れます
これを知ることで、当時の京都の政治的な重要性が理解できるでしょう
また、金メッキが施された銅製の菊のご紋も目を引きます
このご紋は、二条城の大広間の屋根に取り付けられていたもので、その直径はおよそ1メートル10センチ
平和に暮らしている私たちには想像できない、歴史の深みを感じさせる印象的な一品です
さらに昭和14年(1939年)に京都市に送られた通知書も展示されていますが、これは今まで公開されたことがない貴重なものです
この企画展について、京都市歴史資料館の歴史調査員である秋元せきさんは「普段は公開されていない資料が多く展示されているので、二条城の歴史をぜひ資料から感じ取ってほしい」と語っています
歴史を学ぶ絶好のチャンスですね!
この企画展は、京都市上京区の京都市歴史資料館で来月の2月22日まで開催されており、入館は無料です
皆さんも、この機会にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
「二条城」の名は徳川家康が築いたお城に由来します。今は観光地として知られていますが、実は当時の政権が置かれていた場所でもありました。二条城は、特に徳川幕府時代の重要な舞台であり、文化や政治の中心地でもありました。このため、二条城を訪れると歴史の息吹を感じることができるでしょう。特に建築や庭園が美しく、訪れた人々がその歴史を肌で感じることができる場所です。
- 二条城は、京都市にある世界遺産で、徳川家康が築いた城です。歴史的にも文化的にも重要で、江戸時代には幕府の政務が行われていました。
- 金メッキの菊のご紋とは、皇室のシンボルである菊の紋章の金メッキされたもので、二条城の大広間にある装飾の一つです。歴史的価値が非常に高いものです。
- 文久とは、江戸時代の年号の一つで、1861年から1864年までの期間を指します。この時期、政治や文化が大きく変わる転換期でした。
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