京都の寺院が大阪で魅力発信!仏教文化と山伏の存在

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京都の寺院が大阪で魅力発信!仏教文化と山伏の存在

最近、大阪・関西万博の会場で日本国際芸術祭が開催されました

このイベントでは、京都や滋賀を拠点にする伝統的な仏教教団が出展し、それぞれの寺院が持つ魅力をアピールしました

その中でも特に目を引いたのが、山伏(やまぶし)たちがほら貝を吹き鳴らし、その存在感で来場者の関心を集めたことです

ほら貝は、修験道(しゅげんどう)の儀式などで用いられる楽器で、その音色は神聖さや威厳を感じさせます

芸術祭の見本市施設「WASSE」には、アート、観光、科学技術などの54の企業や団体、大学がブースを出していました

京都の寺院としては、仁和寺、東寺、聖護院、建仁寺、泉涌寺、西本願寺、延暦寺が参加しました

特に聖護院は、修験道の総本山として知られており、いかめしい不動尊の絵像をバックに、山伏が高らかにほら貝を吹き鳴らしました

聖護院の宮城泰岳執事長は、「今の時代に山伏がまだいることに驚かれる」と笑いながら語り、「映画や時代劇では悪役として描かれることが多いが、実際は誤解です

来場者から相談を受けることもあり、身近に感じてもらってありがたい」と述べました

さらに、泉涌寺のブースでは、寺のインスタグラムにアクセスできるQRコード付きの千社札を来場者一人一人に手渡ししました

そして、「五鈷杵(ごこしょう)」という特別な法具を展示し、僧侶たちは「ぜひお触りになって、仏様の知恵をいただいてください」と来場者を引き付けました

ピックアップ解説

「山伏(やまぶし)」とは、修験道に従事する僧侶たちのことです。修験道は、山の神々を信仰し、自然と調和しながら修行を行う伝統的な宗教体系です。京都でも多くの寺院がこの修験道に関連しており、山伏たちは神聖な存在として尊敬されています。彼らの修行姿や法具は、文化的な意味合いを持つだけでなく、地域の活性化にも寄与しています。

キーワード解説

  • 文化財とは、歴史的、芸術的、科学的価値のある物や場所のことです。文化財には、建物や仏像、絵画、書物などが含まれ、地域の文化を支える重要な存在です。
  • 千社札とは、神社や寺院で配られるお守りのことです。通常は札に名前や願いごとを書き、神聖な場所に納めることで、願いが叶うとされています。京都の寺院でも多く使われています。
  • QRコードとは、情報をデジタルで読み取るための二次元バーコードの一種です。スマートフォンやタブレットを使って簡単に情報を取得できるため、観光や商業の場で広く利用されています。

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