京都市内の小学校におけるPTA(保護者と教師の会)の活動について、最近の取り組みや現状を詳しくお伝えします
PTAは、「子どもたちが楽しい学校生活を送れるように」と努め、様々なイベントや活動を企画しています
しかし、保護者への負担もあるため、活動の見直しが進んでいるようです
特に5月は、1年の活動を見直す季節
この時期に京都市の小学校PTAで行われている活動とその課題について取材しました
PTAの子どもたちへの楽しい取り組み
京都市上京区のある小学校では、PTAが毎月1回の土曜日に校庭や体育館を開放し、親子でドッジボールなどを楽しんでいます
また、左京区の小学校では、「逃走中」のような鬼ごっこイベントを開催したり、地元の大学教授による楽しい実験会なども行われています
このような活動は、子どもたちが直接参加できるため、非常に好評です
地域イベントとの協力
さらに、PTAは地域団体と協力し、地域のお祭りなどに飲食や遊びのブースを出すこともあります
しかし、最近はボランティアの人手が不足してきており、PTA自身の負担を軽減するための見直しも行われています
PTA活動の見直しと新しい試み
例えば、「ベルマーク」を集めて学校に寄付する取り組みは、集計作業の負担が大きいことから、近年多くの学校で取りやめられています
その代わりに、ウェブ版ベルマークに移行する学校も増えてきています
また、清掃活動なども、保護者の負担が問題視されています
一部のPTAでは、本来学校側で負担すべきものをPTAが肩代わりしている現状に対し、「これは本当にPTAがやるべきことなのか?」と疑問の声もあがっています
楽しい活動をどう進めるか
あるPTA会長は、「会議や事務的なことはできるだけ簡略化し、子どもたちが求める行事にもっと時間を使いたい」と述べています
共働き世帯の増加などでPTAの運営環境が変わる中、会員の支持を集めるための新しいアイデアを模索中です
また、自主的な活動に移行する動きも見られます
例えば、以前はPTAが教室のカーテンをクリーニングする役割を担っていましたが、最近は公費で行うことに変わっています
楽しい活動の実現に向けて
このように、PTAは新たな試みを始めたり、必要のない活動をやめたりと、時代に合わせた形での変化を試みています
今年度は、アンケートを通じて他の保護者の意見を取り入れ、より良い活動を実現しようと努めています
子どもたちのために無理なく楽しく活動を続けていくことで、PTAも進化していくことが期待されています
「PTA」とは、学校の教育環境を支えるために保護者と教職員が共に活動する団体のことです。日本では、学校ごとに保護者が集まって組織され、イベントの企画や学校環境の整備などを行っています。また、最近では共働き家庭の増加や社会の変化に伴い、PTAの活動も時代に合わせて変わりつつあります。子どもたちのために無理のない活動を目指すことが、今後の大きな課題となっています。
- ベルマークとは、商品に付いている点数付きのマークのことです。集めることで、学校に新しい教材や設備を寄贈できますが、集計作業が負担になることが多く、最近はその運用が見直されています。
- 清掃活動とは、学校や地域の環境を良くするための取り組みのことです。PTAの活動として、保護者が積極的に参加して教室や校庭の清掃を行うことがあります。
- イベントとは、特定の目的のために企画された催し物のことです。PTAの活動では、親子で楽しい時間を過ごすことを目的に、さまざまなイベントが開催されています。
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