京都の夏の風物詩、祇園祭の準備が着々と進んでいます!今年も多くの人々が待ち望む山鉾巡行に向けて、山鉾の一つである「船鉾」の神面改めが行われました
この神面改めでは、船鉾に飾られる神功皇后の人形に付ける面の状態を確認します
祇園祭は毎年7月に行われ、特に14日からの前祭と17日の後祭は多くの観光客が訪れる大イベント
船鉾は山鉾巡行の最後尾を進み、その風情は見る人々の心に深く刻まれます
この神面改めが行われたのは、7月3日、京都市下京区において、保存会や町内会の約20人が参加しました
この日、代表者2人が慎重に取り出したのは、室町時代に作られた本面と江戸時代の写し面
面は神聖なものとされ、息がかかってはいけないため、代表者が和紙を口に挟んだまま面を掲げます
そして、参加者全員がその状態を確認します
本面は巡行当日に船鉾に持ち込まれ、写し面は神功皇后のご神体として飾られます
祇園祭船鉾保存会の丸橋博之代表理事は、「ご神面は私たちを見守る『ビーナス』だと思います
巡行後は大切に保管します」と話していました
このように、祇園祭の裏側には、多くの人々の思いと受け継がれる技術が存在します
ピックアップ解説
船鉾とは、祇園祭に参加する山鉾のひとつで、古事記に登場する神功皇后を象徴するものです。船鉾は特に最後尾を進行し、その独特の姿に魅了される観光客も多いです。毎年の祭りでは、地域の人々が協力して船鉾を用意しており、そこには深い歴史と文化が根ざしています。京都の美しい風景の中で、船鉾が登場する瞬間は多くの人々の心を捉え、夏の訪れを告げる重要な部分となっています。
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