
京都市中京区で、素晴らしい日本画の展示会が始まりました
これは「京都日本画家協会 第11期展」と呼ばれ、たくさんの画家が集まって美を競い合うイベントです
2日から始まったこの展覧会では、若手から重鎮までの139点の新作が展示されています
内覧会は1日に行われ、その場で多くの人が作品を楽しむ様子が見られました
この展覧会は毎年、協会に所属する約540人の会員から3分の1が出展し、3年をかけて作品が巡回します
協会は1941年に設立され、戦争中の厳しい時代においても画家たちが交流し、日本画の発展を目指しました
竹内栖鳳さん、菊池契月さん、川村曼舟さんなど、京都を代表する画家たちが発起人となり、画家の生活を守るために力を合わせたのです
会場では、例えば緑がにじみ出すような美しい「山の春」や、穏やかな日差しを感じる作品「ゆめうつつ」、町の生活と彼の想いを重ねた「町廿弎(まちにじゅうさん)」など、多種多様な作品が揃い、訪れた人々を楽しませています
この展覧会は6日までで、入場は無料ですので、ぜひお立ち寄りください
ピックアップ解説
「日本画」とは、日本の伝統的な絵画技法の一つで、墨や絵の具を使用して美しい景色や人物を表現するアートスタイルです。平安時代から続くこの技法は、特に和紙や絹といった素材に描くことで知られています。現在でも多くの画家がこの技術を守りながら、新しい表現を模索しています。日本画はその美しさと深さから、国内外で高く評価され、文化遺産として大切にされています。京都はその歴史的な背景から、日本画が栄えた地域の一つであり、多くの著名な画家がここから生まれています。
キーワード解説
- 日本画とは、主に日本の伝統技法を使って描かれた絵画のこと。使われる素材や技術は独特で、和紙や絹が一般的です。
- 京都文化とは、古都で培われた伝統的な文化のこと。茶道や華道、伝統工芸が盛んで、多くの人に受け継がれています。
- 画壇とは、画家や絵画に関する人々が集まる場所や団体のこと。日本では多くの画壇が存在し、作品の発表が行われています。
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