
最近、京都市の東山区で特殊詐欺の被害が多発しています
そこで、地元の警察が高齢者の方々に対して特別な訪問を行い、安全を呼びかける取り組みを始めました
このような取り組みは、高齢者が安心して生活できる環境を作るためにとても重要です
東山区を管轄する東山警察署では、4月30日に緊急対策会議が開かれました
出席したのは、区役所の職員や警察官を含む約30人です
この会議で、今年の3月末までに確認された特殊詐欺の予兆電話が38件に上り、前年同時期より15件も増加していることが報告されました
特に4月に入ってからは、1日に1件以上のペースで増えているとのことです
このため、より効果的な対策を講じることが決定され、高齢者の自宅を訪れることで、詐欺の危険性について直接呼びかける取り組みが始まりました
警察官たちは7つの班に分かれ、地域の高齢者の元へ訪問し、対策を説明しました
最近の特殊詐欺では、特に国際電話が悪用されることが増えています
そのため、警察官たちは、高齢者が国際電話を受け取らないようにできる無償のサービスについて詳しく説明しました
このサービスを利用することで、詐欺の被害を防ぐ手助けができます
東山警察署の井川澄人生活安全課長は、「関係機関と協力し、東山区から特殊詐欺の被害を無くすために、これからも施策を進めていきたい」と意気込みを語っていました
「特殊詐欺」とは、電話やインターネットを利用してお金をだまし取る行為を指します。この詐欺は特に高齢者を狙うことが多いため、各地で対策が強化されています。最近は、国際電話を使った悪質な手口が増加しており、電話番号を変更するサービスなども案内されています。高齢者自身が詐欺の手口を理解し、周囲と情報を共有することが重要です。そうすることで、地域全体で詐欺を防ぐことができるのです。
- 特殊詐欺とは、電話やインターネットを通じて、巧妙な手口でお金をだまし取る犯罪です。
- 国際電話とは、異なる国同士でかける電話のことで、多くの詐欺がこの手段を利用しています。
- 高齢者支援とは、高齢者が安心して生活できるようにするための制度やサービス全般を指します。
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