
最近、災害時に使える「特設公衆電話」の設置が全国で進んでいますよ
特に、京都や滋賀でもその数が増えてきています
この特設公衆電話は、災害発生時に私たちが安心して利用できる通信手段の一つです
実は、2011年の東日本大震災では、通信がほとんどつながらないという状態が起きました
その時、固定電話は最大で約190万回線が不通になり、携帯電話もつながりにくくなりました
今後控えている南海トラフ巨大地震のような大規模な災害が発生した場合、同じような混雑が懸念されています
このため、NTTは避難所に特設公衆電話を設置して、迅速に連絡が取れる体制を整えています
特設公衆電話とは?
特設公衆電話とは、災害時に無料で通話できる電話のことです
停電時でも使用できるので、通常の携帯電話が使えない時でも安心です
今までの災害では、特設公衆電話があったおかげで多くの人が安否を確認できました
京都での設置状況
京都市では、避難所の431カ所のうち224カ所に特設公衆電話が設置されています
特に小学校を中心に設置されているのが特徴です
しかし、実際にはその使用方法についての認知度は低いみたい
市は防災訓練を通じて、その使用マニュアルを地域の自主防災会に配布し、使用方法を確認している状況です
設置台数の推移
年 | 特設公衆電話設置台数(京都) | 全国設置台数 |
---|---|---|
2011年度 | 140台 | 9000台 |
2023年度 | 1098台 | 89000台 |
このように、特設公衆電話の設置は急速に進んでいますが、私たちがそれを意識することも大切です
もしもの時に備えて、どこに設置されているのかを知っておくことが大事ですよね
まとめ
私たちが住む京都でも特設公衆電話の設置が進んでいます
災害がいつ起こるかわからないので、これを機に、皆さんも電話の設置場所を確認して、安心して日々を過ごしましょう
特設公衆電話の重要性は、災害時の通信手段が確保できることです。この電話は無料で利用でき、通常の公衆電話よりつながりやすいのが特徴です。停電時でも使用できるため、安否確認をしやすく、皆さんの安全を守る役割を果たします。特に東日本大震災では、多くの人がこの電話を利用して安否を確認しました。今後も防災対策の一環として重要な役割を果たすでしょう。
- 特設公衆電話とは、災害時に無料で通話できる電話のことです。停電時でも使えるので、安心して利用できます。
- 防災訓練とは、災害が起きた時に備えて行う訓練のことです。訓練を通じて、必要な行動や知識を身につけます。
- 自主防災会とは、地域の人たちが自主的に作った防災活動を行うグループのことです。地域の安全を守るために活動をしています。
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