
京都市動物園は、京都市と京都大学との間に結ばれた「野生動物保全に関する教育及び研究の連携協定」に基づき、毎年4月に「野生動物学のすすめ」というイベントを開催し、野生動物に関する調査や研究の成果を広く知っていただく機会を提供しています
このイベントの2日目には、動物と環境に関する講演会が行われます
講演会「動物が土と森を作る」
日 時:令和7年4月13日(日)午後1時~3時30分
場 所:京都市動物園 レクチャールーム
対象及び定員:参加制限なし 定員:50名(事前申込み不要)
参加費: 無料(入園料が別途必要です)
内 容:動物の食べること、移動、排せつといった日常的な営みが、土壌や植物に与える影響を考えます
2人の講演者が、動物がどのように土を豊かにし、植物を育て、人間の生活に寄与しているかをお話しいただきます
講演1:「動物が育てる森とみどり、たべもの」
大山 修一 氏(総合地球環境学研究所・教授)
動物が果実の種子を食べ、糞と一緒に種子を散布することが、植物の発芽を促進させている事例を紹介します
南米のアンデス山脈とニジェールの事例を基に、動物と植物、人間の生活のつながりを探ります
講演2:「森でタネまく獣たち:アジアゾウからツキノワグマまで」
北村 俊平 氏(石川県立大学・准教授)
森に生息する動物たちがどのように植物の果実を食べ、種を広めているかを解説します
特にアジアゾウやツキノワグマ、ニホンジカなどの大型動物に焦点を当て、彼らの果実消費行動についてもお話しします
共 催
京都大学野生動物研究センター、きょうと☆いのちかがやく博物館(京都市動物園、京都府立植物園、京都水族館、京都市青少年科学センター)
協 力
きょうと生物多様性センター、各種公益社団法人やNPO法人、大学など多くの機関が連携しています
お問合せ
京都市動物園 生き物・学び・研究センター(電話:075-771-0210)
※午前9時から午後5時まで
ただし、動物園の休園日を除く
掲載確認日:2025年03月18日
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