
向陽小学校の6年生たちが、自分たちの住む向日市の地域に役立つ竹製品を作ったというニュースがありました
この竹製品は、放置竹林を利用して作られたもので、消防署や幼稚園、飲食店などで使われています
子どもたちは、放置竹林について知ることで、地域の魅力を発信したいという熱い思いを持っています
彼らは5年生のときにSDGs(持続可能な開発目標)について学び、6年生になってからは放置竹林の問題を解決するために、竹製品の製作に取り組むことを決めました
地域の竹製品工房「はちよし」の日比野寬代表から技術を学び、灯籠やプランター、昔のおもちゃなど、50個以上の製品を作成しました
これらの製品は、向日消防署や幼稚園などの公共施設で使われる予定です
最近、児童たちが向日消防署を訪れ、プランターや灯籠を手渡しました
副署長の湯川勝さんは、「気持ちをしっかり受け取って、飾らせてもらう」と感謝の言葉を述べました
この活動を通じて、児童たちは「のこぎりを使うのは怖かったけれど、作るのが楽しかった」と話し、市の課題について考える良いきっかけになったと喜びの声を上げました
また、各製品は約1カ月間、さまざまな場所で使ってもらう予定です
学年主任の土谷泰介教諭は、「子どもたちが地域の課題に向き合い、地域とのつながりも深まった」と述べており、進捗を見守っています
そして、児童たちは現在、卒業制作として竹の生け垣作りにも取り組んでいるそうです
竹製品の利用場所
施設名 |
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向陽幼稚園 |
向日消防署 |
勝山湯 |
ふうせんかずら |
キッチン タロー |
すぃーとハンズ向日 |
市天文館 |
今後の利用予定場所
施設名 |
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第1保育所 |
まこと幼稚園 |
市立図書館 |
竹製品は、さまざまな用途に使える便利な素材で、昔から日本の文化に深く根付いています。竹は成長が早く、1年も経たずに大きく成長するため、持続可能な資源として注目されています。また、防腐剤や化学薬品を使わず自然のままで加工できるため、環境に優しい製品を作ることも可能です。本当に、竹の魅力は多彩です。
- SDGsとは、2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際的な目標のこと。17の目標があり、貧困や教育、環境など広い分野に広がる。
- 竹製品とは、竹を原材料として作られる製品のこと。灯籠やプランターなど、生活に便利な道具が多い。
- 放置竹林とは、手入れされずに放置された竹の森のこと。伐採されずに増えてしまった竹が、地域の問題となっている。
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