
令和7年度当初予算(案)について
令和7年度当初予算は、松井市政として、実質初めての通年予算です
令和6年度の「京都の未来を見据え、種まきとなる基盤づくり」から、令和7年度は、限りある財源を京都の価値を高める施策へ重点的に配分し、「突き抜ける世界都市の実現に向けた本格展開予算」として編成されました
1 予算の概要
(1)令和7年度予算規模:9,575億円
これは、コロナ禍に編成した令和3年度予算(約1兆円)に次ぐ、過去2番目に大きい予算規模です
(2)歳入予算について
市税収入が堅調であり、過去最高を更新見込です(R6:3,178億円→R7:3,361億円 +183億円)
(3)歳出予算について
- 社会福祉関連経費は、引き続き増加傾向にあります(R6:3,209億円→R7予算:3,292億円 +84億円)
- 中小企業等の融資制度預託金が減少しています(R6:1,440億円→R7予算:1,160億円 △280億円)
- 投資的経費は、大規模工事終了により減少しますが、施設の老朽化対策等を充実させています(R6:724億円→699億円 △25億円)
(4)収支均衡予算を継続
(5)過去負債を計画的に返済
過去負債(公債償還基金の計画外の取崩し)を計画的に返済し、将来世代に配慮した財政運営を行っています
- 過去負債の残高:425億円(令和7年度予算10億円を計上時点)
2 当初予算の具体的な取組
市民生活を守る施策を強化
- 地域企業等の担い手確保やDX推進等の生産性向上による下支え
- 市民生活と観光の調和・両立の更なる推進
- 救急隊増隊をはじめとする市民の安心安全対策
- 健診機会の充実などの市民一人一人の健康づくりを推進します
人口減少課題に対応
- 第2子以降保育料無償化などの子育て負担の軽減
- 京都安心すまい応援金の充実などすまいづくりの支援
- 公園の魅力アップなど居場所づくりの強化
- 演劇教育の実践や探究学習の充実など、京都ならではの特色ある教育を進めます
京都の価値・強みを活かした先導的・挑戦的な取組を展開
- 世界にインパクトを与えるスタートアップの創出・成長支援
- 海外企業誘致などの企業立地取組の強化
- 地域課題の解決を目指す様々な協力取組の推進
さらに、限られた財源の中で効果的・効率的な施策を展開します
3 今後の行財政運営の基本方針
歳出抑制を軸にせず、京都の魅力や市民生活の豊かさを向上させるため、担税力の強化や持続可能な行財政の確立を目指します
市民参加の下で京都の目指すまちの姿を共有し、財政状況の見える化を進めつつ、社会経済情勢に応じた評価を行います
報道発表資料
発表日
令和7年2月5日
担当課
行財政局財政室(電話:075-222-3288)
記事参照元
参考資料:令和7年度当初予算(案)(PDF形式, 492.05KB)
掲載確認日:2025年02月05日
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