左京区で漢字と伝統工芸を学ぶ体験イベント開催

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左京区で漢字と伝統工芸を学ぶ体験イベント開催

 京都の魅力を再発見!体験を通して漢字の成り立ちを学ぶ講座「京都漢字探検隊」が、19日に京都市左京区の京都伝統産業ミュージアムにて開催されました

日本の古都・京都らしい伝統産業製品や製作に使う道具を見学しながら、漢字についての理解を深める貴重な体験となりました

 この講座は、立命館大学の白川静記念東洋文字文化研究所が2007年から全国で開いているもので、京都では76回目の開催です

今回は、小中学生やその保護者たち約40人が参加しました

興味津々の参加者たちは、ミュージアムの担当者からの説明を聞きながら、織機や京刃物、京和傘などの実物を見学しました

 当日は、「刃(やいば)」という漢字が、刀が光っている様子を表していることや、傘の字に含まれている「人」の字は参加者たちが思っている人の意味ではなく、傘の骨を意味しているという説明に、参加者たちは興味深く耳を傾けていました

中でも、京都教育大学附属桃山小学校の3年生、上田崚太さん(8)は、「工芸品や道具の形と漢字がすごく似ているのが面白かった」と話し、学びの楽しさを実感していました

漢字と伝統工芸の繋がりを感じることができる、素晴らしい機会でした

ピックアップ解説

「刃(やいば)」という漢字は、日本刀の刃先部分を表します。刀は長い歴史を持つ日本の重要な文化財であり、武士の象徴でもあります。この漢字は、刀が光を反射している様子を描いたものとも考えられており、その美しさと力強さが表現されています。刃物作りは京都や日本各地の伝統工芸の一つであり、現在も多くの職人が技術を守り続けています。興味深いことに、日本刀には「切れ味」だけでなく、そのデザインや形状にも深い意味が込められています。

キーワード解説

  • 漢字とは?漢字は中国から伝わってきた文字で、日本語でも広く使われています。一文字で意味があり、部首(部品のようなもの)によってその意味を理解する助けになります。
  • 伝統産業とは?伝統産業は、長年の技術や知識が受け継がれた産業のことを指します。地域独特の文化や技術が色濃く反映されており、特に京都は伝統工芸が根付いた地域として知られています。
  • 工芸品とは?工芸品は手作りの製品で、器や装飾品、道具などさまざまなものがあります。各地の特色が表れており、特に京都の工芸品はその美しさと高い技術で多くの人に愛されています。

4月26日(土)

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