
京都には、自らの力で壁を登る魅力的なスポーツ「ボルダリング」があります
身近に感じられるこのスポーツは、実は世界でも注目されている競技です
今日は、京都精華学園中学校の村上和香さんの活躍をご紹介します
彼女は、昨年行われた世界ユース選手権で見事、銅メダルを獲得したスーパー中学生です
村上さんがボルダリングを始めたのは、小学校1年生の頃
彼女は、登ることが大好きだったことから、お母さんに連れられて近所のジムを訪れました
村上和香さん:「保育園の頃から木登りが好きで、先生に注意されたこともあった
だからボルダリングを始めたんだと思います
」
近所のジムが閉店した後は、京都駅近くにある「京都クラックス」という老舗のジムに通いました
彼女はそこで練習を重ね、ますます力をつけていきました
練習中は、なかなか課題をクリアできずに泣くこともありましたが、決して諦めずに挑戦し続けました
母 村上綾さん:「彼女は毎日泣いていました
でも、泣きながらも登り続けました
」
そんな村上さんは、昨年の8月、ついに日本代表に選ばれました
世界ユース選手権では、多くの選手が苦しむ難しい課題に挑み、3つの「ゾーン」に達し、日本の女子選手の中で唯一メダルを獲得する快挙を成し遂げました
村上和香さん:「世界の舞台は緊張しましたが、メダルを取れて本当に嬉しかったです
」
彼女が最初にメダルの報告をしたのは、コーチの清水淳さんでした
清水さんは、和香さんのボルダリングの素質をいち早く見抜き、彼女を指導してきました
清水淳さん:「彼女はセンスが非常に高い選手です
」
そのジムは閉店してしまいましたが、和香さんは今でも週に4回、様々なジムで練習を続けています
最近、清水コーチがプライベートウォールを完成させました
これは、農家の倉庫を利用して作られたもので、一般のジムとは違って、より難易度の高い課題を再現しやすい環境です
清水コーチとその妻、朱里さんも彼女を応援し続けています
特に、「楽しむことが強さにつながる」との教えがあります
村上さんは、この楽しさを大切にしながら、さらに世界の壁に挑み続けます
村上和香さん:「まずは日本ユースで優勝して、次はオリンピックを目指したいです!」
ボルダリングは、小さな石や壁を登るスポーツです。この競技は体力だけでなく、テクニックや頭を使うことが求められます。例えば、京都には「京都クラックス」といった有名なボルダリングジムがあります。ここでは多くの初心者やプロが集まり、ボルダリングを楽しむことができます。体を使って登ることの楽しさが味わえるこのスポーツは、ロープを使うクライミングとは違い、手と足だけで壁を登るところが特徴です。楽しみながら気軽にできることから、京都でも人気が高まっています。
- ボルダリングとは、高さ5m程度の特設の壁を登るスポーツで、スピードや強さだけでなく、戦略や思考も必要な競技です。
- 京都クラックスとは、京都駅近くにある歴史あるボルダリングジムのことです。多くのクライマーが集まり、初心者から上級者まで楽しめます。
- セッターとは、ボルダリングの課題を設定する人を指します。特に競技においては、難易度や動きを考慮して課題を構成します。
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