京都府内で“マダニ”が媒介する新しい病気、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の患者が確認されました
これは、60代の女性が感染したことが発表されたものです
これから暑くなり、マダニの活動が活発になる季節になるため、京都府は注意を呼びかけています
この女性は先月末、京丹後市の草むらで作業をした後に、下痢や発熱といった体調不良が現れ、病院で検査を受けたところ、SFTSに感染していたことが分かりました
しかし、幸いにも症状は安定していて、命に別状はないとされています
京都府によると、昨年は他に一件の感染例があり、これが今年初めての報告となります
府は、今後秋に向けてマダニの活動が盛んになるため、山や草むらに入る際には長袖や長ズボン、手袋を着用し、肌の露出を最小限に抑えるようにと呼びかけています
また、色の薄い服を着ることで、もしマダニが付いても見つけやすくなります
万が一、マダニに刺された場合は、必ず無理に引き抜かず、専門家に処置してもらうことが大切です
京都が美しい自然に恵まれた場所である一方で、こうした危険も存在することを忘れずに、適切な対策をとりましょう
マダニは、主に森や草むらに生息する小さな虫で、動物や人間に見えないようにとても素早く寄ってきます。マダニに刺されると、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などの病気を引き起こすことがあります。この病気は、発熱や下痢などの症状が現れ、重症化すると命にかかわることもあるため、注意が必要です。特に夏から秋にかけて活動が活発になるため、注意が必要です。山や草むらに行く際は、肌の露出を抑え、薄い色の服を着て、マダニを見つけやすくすることが大切です。無理に引き抜かないことも重要で、必ず病院で適切な処置を受けましょう。
- マダニとは、草むらや森に生息する小さな昆虫で、血を吸うことで生きています。彼らは吸血することで様々な病気を媒介します。
- SFTSとは、重症熱性血小板減少症候群の略で、マダニによって感染するウイルス性の病気です。症状には発熱や下痢があり、重症化することもあります。
- 京丹後市とは、京都府北部に位置する市で、美しい海と自然に囲まれた場所です。観光地としても知られています。
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