北区の府立堂本印象美術館で伊東深水展開催中

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北区の府立堂本印象美術館で伊東深水展開催中

 京都市北区にある府立堂本印象美術館では、日本画家・伊東深水(1898〜1972年)の魅力を再発見する企画展「伊東深水 時代の美、つややかに」が、15日から開催されています

この展示では、深水が描いたあでやかな作品群が披露されており、特に浮世絵からの影響を感じる作品が多いのが特徴です

 深水は東京・深川に生まれ、9歳から活字工として働いた経験から、絵の中に独自の感性を込めることができました

彼は浮世絵を受け継いだ美人画家、鏑木清方に師事し、和装の華やかさを持つ美人画と近代風俗を描くことで知られています

大正から昭和にかけて、彼の描く女性たちはモダンで明るい表情を持ち、多くの人々に愛されています

 今回の企画展は、愛知県の名都美術館が所蔵する深水のコレクションを中心に構成されており、「湯気」や「湯の香」といった代表作が展示されます

これらの作品は、普段京都ではなかなか見ることができない貴重なものです

また、俳優の木暮実千代をモデルにした「聞香」も展示されています

これらの名品は、6月1日までの期間限定で公開されているので、ぜひ足を運んで訪れてみてください

入場には費用がかかりますが、それだけの価値がある作品ばかりです

ピックアップ解説

日本画家・伊東深水は、主に美人画を手がけ、浮世絵の流れをくんでいることで有名です。彼の作品には、大正から昭和にかけての女性のモダンで明るい姿が描かれており、多くの人に親しまれています。特に彼の美人画は、細やかな和装表現に加え、当時の流行を反映した特徴的なスタイルが魅力です。深水は、浮世絵の伝統を受け継ぎつつも、現代的な感覚を取り入れた作品を多く残しました。今日では、彼の作品は日本画の重要な一部として評価されています。

キーワード解説

  • 浮世絵とは、江戸時代の日本で発展した版画の一種で、観光地や美人、歌舞伎などを描いたもので有名です。
  • 美人画とは、女性の美しさを表現した絵画のことで、特に日本の伝統的な絵画の一部として知られています。
  • 日本画とは、日本の伝統的な絵画スタイルのことを指し、水墨画や和紙に墨や絵具で描かれることが多いです。

4月26日(土)

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