京都市では、市バスの運転手が不足しているため、バスの運行を減らすかもしれないという話が進んでいます
具体的には、来年の3月に運行スケジュールを見直す予定で、どの時間帯や路線を減らすかはまだ決まっていません
しかし、運転手が少ないからといって、すぐに赤字の路線を減らすわけではないそうです
現在の市バスの運行を維持するためには、880人の運転手が必要ですが、9月時点では875人しかいませんでした
実際に働いているのは830人だということで、運転手不足はとても深刻な問題です
市交通局は、運転手不足を受けて「非常事態宣言」をだし、緊急の新規採用を行いましたが、短期間で新たに70人を採用したものの、実際に働けるのは50〜60人程度と考えています
というのも、運転手になるには免許取得に時間がかかり、彼らが実際にバス運転を始めるのは、早くても来年の6〜7月頃になります
また、昨年12月の市議会で、市交通局の幹部は「限られた人数でやりくりしながら運行するが、やむを得ず減便することもあるかもしれない」とも語っています
このことについて議員たちも「市民の足を守りたい」と強く願っており、生活への影響をできるだけ少なくするようにとの意見が出ています
京都市の市バスの運転手は、ただバスを運転する仕事ではありません。彼らは地域の交通を支え、観光客の案内役も担っています。例えば、観光名所の近くでは、バス運転手が観光客に行き先を教えてあげたり、バスの停留所を案内したりします。また、都市の交通網の一部として、多くの人々の日常生活を便利にしています。そのため、運転手が不足すると、地域の活力にも影響が出てしまうのです。
- 運転手不足は、特に地方の公共交通機関において深刻な問題です。労働条件や給与の影響で、運転手として働く人が少なくなっている状況を指します。
- ダイヤ変更は、公共交通機関の運行スケジュールを見直すことを意味します。利用状況に応じて時間帯の調整を行い、効率的な運行を目指します。
- 非常事態宣言は、交通機関が直面する危機的な状況を示します。この宣言が出ることで、緊急の対策を講じる必要性があることが伝えられます。
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