京都大学新入生が参加した救命処置講習会の実施

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京都大学で行われた新入生向けの救命処置講習会が、未来の命を守るための大切な第一歩として注目されています

突然目の前で人が倒れたとき、あなたはどうしますか?この講習会は、そんな状況で冷静に行動できる技術と知識を伝えることを目的としています

この講習会は、京都大学の新入生の入学前ガイダンスの一環として、すでに10年の歴史があります

令和5年4月3日には、工学部の新入生約250人が参加し、2人1組で実習を行いました

実際に手を動かして学ぶことで、記憶にも残りやすくなります

新入生たちは、講師から「胸骨圧迫」の方法を教わりました

これは心停止の際に行う重要な行為で、両手で胸の真ん中を押すことで血液を循環させます

彼らは、1分間に100回から120回というペースで、5センチの深さで押す力加減を練習しました

さらに、AED(自動体外式除細動器)も体験しました

AEDは、緊急時に命を救うための機器で、電源を入れると自動的に助言してくれます

「パッドを貼ってください」と音声が流れ、敷かれたパッドが心臓の状態を判断して必要な場合には電気ショックを与えます

講習を受けた新入生は、「知識がなかったら、助けるのは怖いと思っていたけれど、教えてもらえると安心しました

実際に経験できて、いざという時も助けられる自信がつきました」と語っています

京都大学大学院医学研究科の石見拓教授は、「突然の心停止は日本で年間約9万人も起こる身近な問題です

誰もが救命の知識を持つことが大切です

講習を通じて、命を救うための行動につながることを願っています」と語っています

ピックアップ解説

胸骨圧迫とは、心肺蘇生法の一部で心停止時に行う重要な手技です。しっかりと胸を押すことで、心臓の代わりに血液を全身へ送る役割があります。胸を押すリズムは1分間に約100回から120回で、深さは約5センチが適切とされています。この技術を身につけることで、救命処置の第一歩を踏み出すことができるのです。

キーワード解説

  • 胸骨圧迫は、心停止した人を助けるために行う方法で、胸の真ん中を押して血液を循環させるものです。これは緊急時に非常に重要な技術です。
  • AEDは、自動体外式除細動器のことで、心停止時に使用する機器です。電源を入れると自動で診断し、必要な場合には電気ショックを行ってくれます。
  • 救命処置は、生命の危機にある人を助けるための処置全般を指します。胸骨圧迫やAEDを使うことによって、命を救う可能性を高めることができます。

4月26日(土)

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