私たちが住む京都府は、歴史ある街並みや文化、そして美しい自然が魅力の場所です
しかし、私たちの生活を脅かす存在である地震についても、しっかりと考えておく必要があります
最近、京都府は府内の主要な10の活断層について、地震による被害想定を見直しました
これは、東日本大震災を教訓とした新たな算定方法に基づいて行われ、今後の防災対策に役立てられる重要な情報です
活断層とその影響
まず、活断層とは、地震を引き起こす原因となる地下の断層のことを指します
地震が起きると、その影響は私たちの生活に大きな影響を及ぼします
京都府では、住宅の耐震化が進み、建物の被害は少なくなっているものの、特に液状化による被害が問題視されています
新たな被害想定
今回の見直しでは、震度7の地震が発生した場合の被害を明らかにしました
具体的には、死亡者数は約5割から8割減少し、避難者数も約6割から9割に減るという結果が出ています
これは、私たちの安全が少しずつ確保されている証拠です
地域ごとの被害想定
地域 | 死者数 | 全壊建物数 |
---|---|---|
京都市南部 | 約1300人 | 約39000棟 |
特に、京都市南部や乙訓地域を通る「有馬ー高槻断層帯」を含む地域が危険視されています
ライフラインへの影響
さらに、今回の見直しでは、上下水道や電気、通信に与える影響も初めて示されました
水道はおおむね1か月で復旧する見込みですが、液状化の影響が大きい地域では最大2か月程度かかる恐れがあります
これは私たちの日々の生活に直結する情報です
今後の対策
府はこれらの想定を基に、具体的な防災対策を盛り込んだ指針を改定する予定です
私たちが住む京都が安全でいられるよう、皆さんも日頃から防災について考えてみてください
液状化は、地面が地震の揺れで水分を含んで柔らかくなる現象で、建物が傾いたり沈んだりする危険があります。特に、京都府では木津川市や福知山市が影響を受けやすいということがわかっています。私たちの街を守るためには、この現象についての理解を深めることが大切です。
- 活断層とは、地震を引き起こす原因となる地下に存在する断層のことです。これは地面が動くことで生じるもので、過去に地震の原因とされたものを指します。
- 耐震化とは、建物を地震に強くするための改善や工事のことを言います。これにより、地震が起きても倒れたりしにくくなります。
- 防災対策とは、地震や自然災害に備えて、あらかじめ行う準備や訓練を指します。これにより、災害が起きても被害を最小限に抑えることができます。
前の記事: « 宇治市在住の派遣社員が狛田駅で事故に遭遇
次の記事: 右京区嵯峨水尾地区で催されるひな人形の美しい展示会 »
新着記事