
春の訪れを感じる季節、京都の北野天満宮では毎年行われる特別な行事が始まりました
今年も「大福梅」に使う梅の実の摘み取りが、23日からスタートしました
この日、装束をまとった6人のみこたちが、梅の木の下で一生懸命に作業をしていました
北野天満宮は、学問の神様、菅原道真が祀られている場所で、約1500本の梅の木が美しい花を咲かせています
道真は梅をとても愛していたため、毎年この時期に実が収穫されることになっています
みこたちは、直径3センチほどの梅の実を一粒ずつ丁寧に摘み取ります
摘み取った実は、塩漬けされた後、梅雨明けに天日干しされ、お正月の縁起物である「大福梅」として参拝者に授与されます
お正月に食べると健康が約束されると言われているので、特別な意味があります
北野天満宮の関係者によると、今年は天候に恵まれ、例年よりも多くの実が生ったそうです
みこの堀田優花さんは、「一粒一粒、無病息災を願いながら心を込めて摘み取っています
豊作ですごく嬉しいです!」と話していました
梅の実の摘み取り作業は、今後1週間から10日間ほど続く予定です
この行事は、京都の文化を感じる素敵な機会でもあり、多くの人が訪れることでしょう
ピックアップ解説
「梅の実」は、梅の木から採れる酸味のある果物です。日本では特に梅干しや梅酒に使われます。梅は健康に良い成分がたくさん含まれており、昔から「梅の力」で病気を防ぐと信じられています。特に、梅には疲労回復効果や消化を助ける作用があります。だから、梅を食べることで元気になれると、多くの人に愛されています。
キーワード解説
- 梅は、春に花が咲く果樹で、酸味と甘みのある果実を実らせます。
- 大福梅は、塩漬けした梅を干して作る正月の縁起物の一種です。
- 北野天満宮は、菅原道真を祀る京都の神社で、学問成就の象徴です。
前の記事: « 京都亀岡でビール用大麦が豊作 収穫続く
次の記事: 京都の沖縄県人会が激しく抗議した理由とは? »
新着記事