
宇治市に住む松村信二さん(67)は、歴史小説を通じて450年前の槇島城の城主、槇島昭光の生涯を伝えようとしています
槇島昭光とは?
彼は織田信長と対峙し、わずか3500の兵で7万の織田軍に立ち向かいました
松村さんは、この武将の生き様に心を動かされたのです
小説を書くきっかけ
松村さんは18歳で大学を辞め、歴史小説家を目指しましたが、なかなか書けずにいました
しかし、宇治市史のページをめくると、昭光が義昭の葬儀を取り仕切ったエピソードに感銘を受けました
この瞬間がきっかけで、「いつか書いてみたい」と強く思ったのです
草野心平との出会い
昼間は土木現場で働きながら、夜に小説を書く日々が続きました
30代半ばから本格的に昭光の生涯を調査し始め、連載に漕ぎ着けたのは47歳のときでした
紫式部市民文化賞受賞
松村さんの努力は報われ、昨年10月には「雲に棲む―槇島昭光伝―」で宇治市の優れた市民文学に贈られる紫式部市民文化賞を受賞しています
彼の作品は、愛と誠実さの象徴でもあります
記者が彼に「昭光に似ている」と声をかけると、「私はあんな優しい男じゃないですよ」と照れながら否定しました
このように、松村さんは宇治市の歴史を語り継ぎ、地域を盛り上げる活動を続けています
私たちも彼の物語に触れ、宇治の魅力を再発見するきっかけにしましょう!
槇島昭光は、室町時代に生きた武将です。彼は織田軍に立ち向かったことで有名ですが、実際の戦いではわずか3500人で7万の織田軍に挑みました。このように、彼の勇敢さはその後の歴史に大きな影響を与えました。また、午前中には彼が如何にして義昭の葬儀を取り仕切ったかも知られるところです。松村さんが彼の物語を綴ることで、昭光の人間性や彼の時代背景について多くの人に知ってもらえることを願っています。
- 無名の戦国人とは、歴史に名を残さなかったが、その時代において大きな影響を持っていた武将や武士を指します。特に歴史の記録に残っていない人物は、興味深い存在です。
- 紫式部市民文化賞は、京都府宇治市で創作された優れた文学作品に贈られる賞です。地域文化の振興を目的としており、市民に広く文化に親しんでもらうための取り組みの一部です。
- 歴史小説とは、実際の歴史上の人物や事件を題材にした小説のことです。歴史的な事実に基づきつつ、物語として人間ドラマや感情を描くことが特徴です。
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