
「子どもの睡眠と発達を考える」と題された講演会が、京都府の長岡京市、天神4丁目にある市中央公民館で行われました
京都の未来を担う子どもたちの健康を考えるために、この講演は非常に重要なものです
講師は大阪大学の教授であり、小児科医の毛利育子さん
彼女は、日本の子どもと長岡京市、さらにはアメリカの子どもたちの睡眠についての研究データを紹介しました
まず、長岡京市の子どもたちの平日の就床時間についてですが、午後10時以降に寝る子どもは全体の36%で、日本全体の33%よりもわずかに高いことがわかりました
これは、「長岡京市の子どもたちが少し遅く寝る傾向がある」ということを示していますね
さらに、推薦される睡眠時間を確保できている割合は、長岡京市が73%に対し、日本全体は68%ということで、こちらは良い傾向が見られました
一方で、アメリカでは午後10時以降に寝る子どもはわずか5%で、推奨される睡眠時間をとれている割合は95%という驚くべき数字が出ています
この違いは、私たちがもっと工夫を必要としているポイントです
講演の中で、毛利さんは「日常の過ごし方が子どもの睡眠に大きな影響を与えることが分かっています」と述べ、外遊びや寝る前の読み聞かせが睡眠の質を高めることを指摘しました
親として、子どもが良い睡眠を取れるよう、遊びの時間やスマートフォンの使用に気を配ることが大切ですね
また、睡眠不足は免疫力や記憶力の低下につながるだけでなく、前頭葉の機能低下から問題行動を引き起こすことも分かっています
子どもたちの健やかな成長には、十分な休息が必要です
睡眠の質を改善する方法
毛利さんは、睡眠の質を向上させるための具体的な方法も紹介しました
例えば、夕食や入浴の時間を一定に保つこと、昼寝を早めに終わらせることなど
これらの工夫をすることで、子どもたちの睡眠環境が格段に向上します
保護者へのアドバイス
さらに、「お父さんが寝る前に帰った時は、興奮させないようにすることが大事」といったアドバイスもありました
夜中に目が覚めたときに飲み物を与える習慣も避けたほうがよいとのことです
これらの点を意識して、子どもたちがより良い睡眠を得られる環境を整えてあげましょう
「睡眠不足」は、子どもだけでなく大人にも悪影響を及ぼす問題です。特に、テストの準備をする中高生にとって、睡眠不足は学力や集中力に直結します。十分な睡眠は体の成長を助けるホルモン分泌を促し、学業にも良い影響を与えます。また、日本の子どもたちがより質の良い睡眠を得るためには、生活リズムを整え、休む時間をしっかり持つことが肝心です。どんなに忙しい日々でも、睡眠は最優先事項だと思います!
- 睡眠不足とは、必要な睡眠時間を十分に取れない状態のことです。特に子どもは成長に重要な時間ですので、注意が必要です。
- 免疫力とは、体が病気や感染に対抗する力のことです。睡眠不足になると、この力が低下してしまうことがあります。
- 外遊びとは、外に出て体を動かす遊びのことです。これは健康にとってとても大切な活動です。特に子どもにとっては、心身の成長に欠かせません。
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