
京都府立農芸高等学校(南丹市園部町)で育てられた和牛の 試食会が、長岡京市にある焼肉店で開催されました
この試食会には、同校の3年生が約2年半かけて育てた和牛を焼き肉にして提供するという特別なイベント
生徒たち自身が育てた牛を味わえる貴重な機会で、みんなの笑顔も見ものです
和牛甲子園への挑戦
さて、同校は1月に東京都で行われた「和牛甲子園」にも参加しました
ここでは肉質を評価する「枝肉評価」が行われ、和牛「夢未来」と「煌(きら)」の2頭を出品しました
残念ながら受賞は逃しましたが、京都市伏見区で肉の卸売業や加工を行っている企業「総合食品エスイー」が「煌(きら)」を最高額232万円で落札! これは京都の肉の価値を証明する出来事でもあります
焼肉店での試食会
試食会は、同社が直営する焼肉店「肉が旨(うま)い
長岡京店」(開田2丁目)で行われました
ここでは「カルビ」「フランク」「カイノミ」といった3種類の肉が提供されました
生徒たちは「おいしい」「甘い」といった感想を口にしながら嬉しそうに味わっていました
生徒たちの声
同社の前宏和専務取締役(60)は「京都で育てた肉を手に入れたいと思い、購入しました
農芸高に還元し続け、これからもいい肉を作ってほしい」と語りかけます
和牛を育てた同校の男子生徒(18)は「知っている牛を食べるのは複雑な気持ちだけれど、味はトップクラスです
自分も消費者になれることが嬉しいし、他の人にもこのおいしさを知ってほしい」と話していました
地域への貢献
また、この和牛は京都市右京区の「牛正」や、京都市伏見区の「業務スーパー淀店」での販売も予定されています
地域で育てられた和牛を通じて、さらなる京都の活性化を期待したいですね!
「和牛甲子園」とは、日本全国の高校生たちが自分たちが育てた和牛の優れた肉質を競うイベントです。この大会は、日本の和牛産業を未来に繋げるために、高校生が中心となって活動しています。生徒たちは肉質だけでなく、育て方や飼育管理も学びます。こうした経験を通じて、次世代の牛飼いが誕生し、和牛文化の継承が進むのです。京都でもこのような取り組みが進んでおり、和牛のブランド力がますます高まることを期待しています。
- 和牛とは、日本の特定の地域で生まれた牛の品種で、肉質が非常に良いことで知られています。特に、脂肪交雑が多く柔らかな肉質が特徴です。
- 焼肉とは、肉を網焼きや鉄板焼きで調理して食べるスタイルの料理です。日本ではとても人気があり、手軽に楽しめるのが魅力です。
- 試食会とは、新しい食品や料理を試してもらうイベントのことです。食べた人の感想をもらって商品開発に活かします。
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