春が近づく京都・祇園では、毎年この季節になると待ち遠しいイベントがあります
それは花街・祇園甲部の舞踊公演「都をどり」です
今年もこの華やかな公演の衣装合わせが行われました
公演は4月1日から30日まで開催され、たくさんの芸舞妓たちが舞台に立ちます
今年のテーマは「都風情四季彩(みやこのふぜいしきのいろどり)」というもので、全8景のプログラムが用意されています
梅の花が咲く梅宮大社や、紅葉が美しい清水寺成就院、130年の歴史を持つ桜が満開の平安神宮といった、京都ならではの名所を舞台に、季節の魅力を感じることができます
公演では、82人の芸舞妓たちが交代で美しい舞を披露します
特に注目なのが、幕開けの総踊り
なんと、9年ぶりに踊る人数が20人に戻り、華やかさが増しました
衣装の青の振り袖や、桃の節句に合わせた衣装での撮影も行われ、舞妓たちはカメラの前で優雅な姿を見せました
この舞台に初めて立つ舞妓の佳(か)つ若(わか)さん(17)は、「都をどりは夢のような世界
舞台に立つ想像はまだできないけれど、練習を頑張りたい」と話しています
このような思いが私たち観客にも伝わってきます
公演は毎日、午後0時半、2時半、4時半の3回行われるので、ぜひご注目ください
チケットは1等が6千円(茶席付き7千円)、2等が4千円です
詳しくは祇園甲部歌舞会(075-541-3391)までお問い合わせください
「都をどり」は、京都・祇園の春を彩る伝統的な舞踊公演です。この公演は、江戸時代から続く京都の文化の一部で、華やかな舞姿や美しい衣装が特徴です。観客はただ見るだけではなく、舞の中に込められた季節感や地元の名所を楽しむことができます。舞妓や芸者たちが織りなす舞の姿は、まるで夢の中にいるような幻想的な体験を提供してくれます。また、初めて舞台に立つ若手舞妓たちの成長も見逃せません。毎年異なるテーマや衣装が工夫され、観客を楽しませてくれるのです。
- 舞妓とは、京都の花街で伝統的な舞踊や歌を披露する女性のことです。華やかな着物を着て、お客様をもてなします。
- 京舞とは、京都で発展した伝統的な日本の舞踊のスタイルです。美しさと優雅さが特徴で、さまざまな技法や表現が用いられます。
- 歌舞練場とは、舞踊や演劇の上演が行われる場所です。祇園甲部の歌舞練場は、多くの人々に愛されています。
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