京都府の土地価格が4年連続上昇し観光業好調を反映

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京都は歴史的な魅力や美しい景観で国内外から多くの観光客を惹きつけていますが、土地価格の動向は、街の活気を直接反映します

2023年1月時点で、京都府内の土地の価格が前年よりも3.7%上昇し、4年連続の増加となりました

これは観光産業の好調さが大きな要因とされています



国土交通省が毎年実施する「地価公示」という調査では、京都府内の622地点が対象となり、1平方メートルあたりの平均価格は33万3300円と報告されています

特に、住宅地の平均価格は15万8800円で全国12位、商業地は90万2600円でなんと全国2位にランクインしました



商業地での顕著な上昇

商業地の中でも、最も上昇率が高かったのは京都市南区東九条上殿田町の21.9%で、これは京都駅近くでのホテル開業ラッシュが影響しています

また、伏見区深草稲荷御前町も21.2%の上昇を見せ、観光客に人気の伏見稲荷大社の近隣として注目されています

最も高価な商業地

年々価格が上がる中で、京都市下京区御旅町のビルは43年連続で、1平方メートルあたり1050万円に達しました

これは、観光需要の急増が影響していると考えられます

二極化する地域

一方で、京都府北部の福知山市や舞鶴市、綾部市などの中丹地域、また丹後地域は住宅地も商業地も価格が下落傾向にあり、京都市内との二極化が顕著です

このことは、地域活性化の課題でもあります


不動産鑑定士の見解

不動産鑑定士の村山健一さんは、今後の見通しについて「資源価格の高騰や金利上昇などの不安要素もあるが、観光業が好調な限りは土地価格は堅調に推移する」と予測しています

おそらく、観光業の成長が地域の活性化に貢献するでしょう

ピックアップ解説

観光名所で知られる伏見稲荷大社は、毎年多くの観光客を迎え、その影響で周辺の地価が上昇しています。稲荷大社には千本鳥居と呼ばれる美しい赤い鳥居が立ち並び、訪れる人々を魅了します。観光地が栄えることで、地域全体の活性化が期待されます。

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